優しい温もりに包まれて

2018年3月26日

新築への想い

以前はFFヒーターを使用していたというY様。室内だけ温かく、廊下やキッチンなど暖房設備がないところは寒く、同居するおばあさんに温かい家に住まわせてあげたいという想いから新築を考えたそうです。

設計士さんのご紹介でNOZAKIの蓄熱型暖炉と出逢いました。すべて県産材を用いたという立派なお家は、蓄熱型暖炉の温もりが全室に伝わるよう工夫された間取りで、寒さが特に厳しいとされた今年の真冬でも、薪に火を入れるのが朝7時頃、あとは夕方にもう一度、これだけで充分。朝は前夜の温もりが残っているため、家の中にいると寒さを感じることがなく、2人のお子さんも半袖、半ズボン。ご来客の方に驚かれることも度々…。

半信半疑でした

これ1台で家中の暖房をまかなえるの?と当初は半信半疑だったというY様は、イガイガするようなFFヒーターの強い熱風ではなく、木と石が放つ優しい熱で家族を包み込む自然の温もりにとても満足されいるご様子でした。

全室55坪(1F)

1月~2月の厳寒期

朝起4本

夕方6本

あるんです

「昼には薪を入れず、厳寒期以外は朝も入れるかどうか迷うほど家中に余熱があるんですよ」とY様。取材当日も1Fの一番奥の部屋、2Fともに20℃に保たれ、とても快適な空間。部屋干しに利用しているという1Fの一番奥の部屋は、洗濯物が半日で乾きとても助かっているそうです。

気付きと築き

お客さんから「今年の冬は寒さが厳しかったから灯油代がかかって大変で~」という話を聞いたとき今年の冬はそんなに寒かったのかと気がついたり、薪ストーブを使っている方から着火剤として松ぼっくりや杉の葉が良いと教えていただき、ダムにたまった流木を薪として提供してくれるところがあるなど、新しい人と人の輪を広げるコミュニケーションにも。

 

夏から秋にかけて薪づくりを行うご主人、薪運びを手伝う次男など家族が触れあうきっかけにもつながり、灰汁の利用法として趣味で栽培するブルーベリーの根本や、家庭菜園の畑にまくことができたりと、「温かい」以外にも多くの恩恵をご家族に与えているようです。

やきいもやせんべいなどを焼くことがこれからの楽しみとお話していました。